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お隣さんと・・・・

ある早朝ドカーンという大きな物音で目が覚めました。
前日から降っていた季節外れの雪のせいで、お隣さんの屋根から雪の大きな塊が
わが家のシャッターに直撃!!

お隣さんではありますが、ほとんど会話をしたことがなかったのもあり、
しばらくは言い出せませんでした。
しかし、そのうちシャッターが開かなくなってしまうのではなどと言う人もいるので、
勇気を出して電話してみました。
もうしばらく雪が降ることもないでしょうし、そのうち業者さんが来る用事がある際にでも
雪止めを少し増やしてもらえるといいなぁといった淡い期待をもって。

電話に出た相手は、ほとんど顔を合わせたことのない旦那様で、もの凄くぶっきらぼうに
「息子に言っとく」とだけ言って切られてしまいました。
後日、家内が奥様にあいさつすると、その件は全く聞いていない様子。
当然ですが、なんとなく顔を合わせづらい雰囲気がしばらく続きました。


数週間後、町内のごみゼロ運動の日に転機が訪れました。
このようなものがなければ、先方のご家族全員と顔を合わせることもしばらくなかったと思います。

一応こちらからのあいさつには応えてくれましたが、それぞれ家の周りを掃除しながら、
お互いに気にしながらも微妙な距離感を保った状態が続きました。

しばらくして、私たちの間に駆け寄ってきた子供が持ってきた干乾びたトカゲの話題をきっかけに、
初めて旦那様に話しかけてみると、実はとても気さくな人だとわかり、電話での印象がガラッと変わりました。

さらに、屋根の件は既に業者に連絡してくれているとのことで、
すぐに対応していただいたことに感謝しました。


今回、思ったことは

・電話での第一印象はかなり大きい
・電話、メールで何でも済む時代であっても直接会って話すことの意味
・内部での情報の共有化
・まずは、何事も「あいさつ」から
・クレーム等に対してはスピート対応が大事
・話を切り出すタイミングを計る微妙な感覚
・人と人をつなげる役割の重要性
・コミュニティにおける協同活動の意義

つまり、日頃のコミュニケーションの重要性をあらためて実感しました。

近年、地域コミュニティが崩壊したことにより犯罪件数の増加、他さまざまな弊害が
増えているといいます。
これは「無関心」「自分には関係ない」から生まれるものだと思います。


家族、地域、職場、取引関係等、あらゆる組織においてコミュニケーションの重要性を
考え直す良いきっかけになりました。

Miz

by niwa_biz | 2010-07-26 23:00

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